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  1. Windows Subsystem for Linuxのはなし(疑問編)

    Windows Subsystem for Linuxのはなし(概略編)の続きです)

    WindowsでLinuxネイティブなプログラムが動くという,Windows Subsystem for Linux (WSL)についての話題です.

    現時点(2016/04/02)ではWSLはまだ手に入らない上に,詳細な技術情報も明らかになっていません.そんな中で気になっていることがいくつか.

    注意:以下は憶測,妄想を多分に含んでいます

    どこまで実装されている?

    現在発表されている情報によると,Linuxのシステムコールを処理する機能をWindowsに実装したことになっていますが,実際にはそれ以外にもWindows側に変更が必要なはずです.まず思いあたるのは,ELFローダの追加です.LinuxとのABI互換を実現するためには,ELF形式の実行ファイルのロードが必要です.Windowsが対応しているのはPEのみなので[1],ELFをロードする機能を追加する必要があります.

    またLinuxではユーザプログラムとOSカーネルは,/procや/sys以下の特殊ファイル経由でのコミュニケーションを行います.デバイスへのアクセスも/dev以下の特殊ファイルですので,この辺りがどこまで実装されるのかが気になります.講演スライドには「topコマンドが動作しない」と書いてあったので,恐らく/procが実装されていないと推測できます.

    WSLは新しいsubsystemなのか?

    Subsystems

    意外と知られていないことですが,Windowsは複数のpersonalityを実装できるように設計されています ...

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  2. Windows Subsystem for Linuxのはなし(概略編)

    Microsoft Build 2016にてRunning Bash on Ubuntu on Windows!という講演がありました.「Windowsでubuntuが動いて,その上でbashが走る??仮想マシン??よくある話じゃない??」とも思ったのですが,内容を見るとなかなか面白そうです.

    端的にまとめると,以下の通りです.

    • 次回の大型アップデートでWindows Subsystem for Linuxという新機能がWindows 10に追加される
    • Windows 10でLinuxネイティブなプログラムが動く(その1例がbash)
    • Linux用のバイナリがそのまま動く(Windows向けに再コンパイル不要)
    • Canonicalの協力によりすぐに動かせるubuntuのシステムイメージがWindows Store経由で提供される
    • まだまだテスト段階
    • サーバープラットフォームとして使うことは意図していない(この仕組みでhttpdなんかをホストすることは考えていない)

    この記事ではWSLが何をしているのか,似ている手法とは何が違うのか,の2点について書きます.それを踏まえていろいろ考えたことはWindows Subsystem for Linuxのはなし(疑問編)にまとめました.

    なおこれ以降,WSL = Windows Subsystem for Linuxと表記します ...

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  3. paper: Rethinking the Library OS from the Top Down

    この記事はシステム系論文紹介 Advent Calendar 2015の記事として書かれたものです.すでに12月も終わっている気がしますが,きっと気のせいでしょう.

    この記事では,以下の論文を紹介します.

    Donald E. Porter, Silas Boyd-Wickizer, Jon Howell, Reuben Olinsky, and Galen C. Hunt. Rethinking the library OS from the top down. In Proc. of of the sixteenth international conference on Architectural support for programming languages and operating systems (ASPLOS XVI ...

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